ほぼ日刊イトイ新聞
ほぼ日刊イトイ新聞(東京糸井重里事務所)
製作日には製作工程を見学・撮影し、ほぼ日サイト上で公開もしている。オリジナル飴を選んだ理由、その製作工程を見学した感想を詳しく伺った。
- 東京糸井重里事務所の概要
- 「ブタフィーヌさん第3巻」のおまけとしてオリジナル飴を注文
- オリジナル飴ができるところを工房へ見学に行きました
- 「ブタフィーヌさん組み飴」製作レポート!としてホームページに掲載
- オリジナル飴の反響〜かわいくて食べられません
- 今後の期待
もくじ
- ■ 東京糸井重里事務所の概要
- — 東京糸井重里事務所および「ほぼ日刊イトイ新聞」について紹介してください
- 株式会社東京糸井重里事務所では、「ほぼ日刊イトイ新聞」というホームページサイトを運営しています。
- 「ほぼ日刊イトイ新聞」は糸井重里が1998年6月6日に創刊し、今年で11年目をむかえました。一日130万のアクセスがあります。スタッフは約40名です。
- ほぼ日のサイト上には毎日たくさんの読みものが掲載されており、それらの連載コラムや漫画の書籍化と販売、Tシャツやタオルなどの企画販売ということも行っています。そのひとつである「ほぼ日手帳」は2002年に発売を開始、毎年改良を重ね、2008年度は25万部を販売しています。
- サイト上での連載コンテンツのひとつ、「ブタフィーヌさん」の単行本第3巻を発売するにあたり、おまけとしてつけるためにキャラクター飴の製作をまいあめ工房さんに依頼しました。
- ■ 「ブタフィーヌさん第3巻」のおまけとしてオリジナル飴を注文
-
できあがったプレゼント用の飴 (左)モジャフィーヌ (右)ブタフィーヌさん - — 作ったのはどんな飴ですか
- 作った飴は、「ブタフィーヌさん」と「モジャフィーヌ」「ポエム」の3種類のキャラクターの飴で各3500個です。それぞれ1つずつを3個組みにしておまけにしました。
- — おまけの候補はどうやって選ぶのですか
- おまけとして付けるものはなんでもいいわけではなくて、おまけには条件があります。おまけの条件は、
- 第1に、読者が喜んでくれるものであること
- 第2に、もらった読者に楽しんでもらうのはもちろんですが、それだけではなく、人に見せたりあげたりできて、「ブタフィーヌさん」を紹介できるツールになること、の2つです。
- それらの条件から候補としてあがったのは、「ブタフィーヌさん」のキャラクターの絵を入れたトランプやキャラクターをかたどったはんこなど、いろんな案が出ました。その中に「キャラクターを飴にするのはどうだろう?」といった案も出ました。
- トランプだと、みんなで遊んでいるときに「これなに?」ということで、「ブタフィーヌさんだよ」と知らなかった人にも紹介できるツールになります。飴も自分一人で食べるのがもったいないほどかわいければ、「こんなにかわいいのがあるよ」と見せたくなって、書籍を紹介するチャンスになります。
- — それからどうしましたか
- 出た案に対してインターネットで業者を探し、一斉に見積もり依頼のメールを出しました。飴屋さんとトランプ、はんこで10件くらい出したと思います。そのうち飴屋さんは4件でした。お返しいただいた見積を拝見しながら検討していきました。
- — 10件見積もり依頼を出して、最終的にまいあめ工房に決めた理由はなんでしょうか
- まいあめ工房に決めた理由は、
- 第1に、「まいあめ工房は職人の腕がいいんです」というアピールが印象的でした。できるだけ、かわいい飴をプレゼントしたいと考えましたので、自信がありそうな点は安心できました。実績(※)も説明してくれました。
- 第2に、飴つくりにはストーリーがあるというお話でしたので、そのストーリーを取材させてもらって、ほぼ日のサイトに掲載したいと思ったことです。
| まいあめ工房製作実績 | 顧客累計 | 製作デザイン点数 |
|---|---|---|
| 法人 (地方自治体,公共団体含む) | 670社 | 1070点 |
| 学校関係 | 102校 | 140点 |
| 個人 (ブライダル,お祝い) | 208名 | 211点 |
- ■ オリジナル飴ができるところを工房へ見学に行きました
- — 飴つくりのストーリーを「ほぼ日」のサイトに掲載というのは
- 2007年10月5日がブタフィーヌさんの飴が作られる日でした。「飴つくりの現場は本当におもしろいから、実際に見ていただきたい」というお話をまいあめ工房さんから頂き、「ぜひとも見せていただきたい」と思いました。
- 見学させてもらい取材して、オリジナルの飴をつくるストーリーを「ほぼ日刊イトイ新聞」上に掲載したら、読者の方にも喜んでもらえるのではないかということになりました。
- 「ブタフィーヌさん」の作者たかしまてつをさんも「ぜひ飴工房を見学したい」と言ってくださり、編集の武井、たかしまさん、私甲野の3名で工場に伺いました。
「感動しました」と武井氏
- ■ 「ブタフィーヌさん組み飴」製作レポート!としてホームページに掲載
- — 見学された様子をお聞かせください
- 武井は写真を撮り、私はビデオを回し、たかしまさんはスケッチをして、「わいわい」「きゃーきゃー」と言いながら見学をさせてもらいました。
- 熱々の飴を練って、色づけし、艶を出していくのですが、図面などは特になく、分量を量るということもなく、目分量でつくっていくのですが、これが正確にできるのです。
- 最初は25センチくらいの太い飴をぎゅーーとひねりながら細くしていって、千歳飴みたいにして、トントントンと切ると飴になっているというのが面白くて、半日くらい入り浸りでした。
- その様子は、「ほぼ日」の「ブタフィーヌさん組み飴製作レポート!」でご覧いただけます。写真約160枚、スケッチ約20枚と動画でたっぷりお楽しみいただけます。この、飴ができるまでの工程は読者からも大好評です。
「端っこはもらって帰り、
オブジェにしています」
作者たかしま氏
- ■ 組み飴の反響〜かわいくて食べられません
- — 「ブタフィーヌさん組み飴」を受け取った方の感想はいかがですか
- 「かわいくって食べられません」というお返事をたくさんいただいています。
- ちょっと前に「ブタフィーヌさん」の4巻を発売しました。そのお申し込みメールに、「実はあの飴、もったいなくて食べられないでいるのです。賞味期限が10月までなので、夏がくる前に子どもたちと一緒に食べようと思います」とメールに書いてあるんです。
- そのくらいみんな「かわいい」と思ってくれたんですね。
「飴を作る過程は面白かった
です」甲野千奈氏
- ■ 今後の期待
- — まいあめ工房への今後の期待がありましたらお願いします
- 工房を見学させていただいたときに、後継者がいないというお話をされていました。それが2名若い人が入ったという連絡をいただいて、私たちも喜んでいます。その上、「『ブタフィーヌさん』効果でオリジナル飴を製作するお客様が増えました」とも言っていただいて本当にうれしいです。
- これからも、よろしくお願いします。
左からほぼ日 甲野氏、武井氏、ブタフィーヌさん著者たかしまてつを氏、弊社中村
ほぼ日刊イトイ新聞の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
※ ほぼ日刊イトイ新聞のWebサイト
※ 取材日時 2008年6月
